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TOEIC Part 5 予想問題で文法力を鍛える実践対策集(1)

kitasan4
8月7日
読了時間: 9分

TOEIC Part 5は、短い空所補充問題です。読む量は少ないのに、点差が出ます。理由はシンプルです。文法、語法、品詞、語彙の判断を数秒で行う力が問われるからです。


Part 5で伸び悩むとき、多くの場合は「知識がない」よりも「見分ける順番が決まっていない」ことが原因です。選択肢を眺めて何となく選ぶと、似た形の単語や時制のひっかけに引っかかります。


この記事では、TOEIC Part 5の予想問題を使いながら、出やすい文法ポイントを実戦形式で確認します。問題はすべてオリジナルです。本番と同じように、まずは選択肢を見ずに文の構造をつかむ意識で解いてください。

※本番の問題文は以下のものより長めです。ここでは余計な修飾語句を省いて、文章の骨の部分だけを残して「基本の骨格・構造」を意識してもらうようにあえてシンプルな問題文にしています。


俯瞰で見た英語学習ノートと鉛筆が木製の食卓に置かれている。
Part 5は短い文の中に文法の手がかりが詰まっています。

Part 5で最初に見るべきポイント


Part 5は、英文を全部きれいに訳さなくても解ける問題が多くあります。先に見るべき場所を決めると、迷いが減ります。


見る順番は次の通りです。


  1. 空所の前後を見る

  2. 空所に入る品詞を判断する

  3. 主語と動詞の一致を確認する

  4. 時制や態を確認する

  5. 語法や意味で最後に絞る


特に大切なのは、空所の前後だけで解ける問題を落とさないことです。たとえば、名詞の前なら形容詞、動詞を修飾するなら副詞、前置詞の後なら名詞か動名詞が入りやすくなります。


次の例を見てください。


The manager gave a ------- explanation of the new policy.

空所の後ろに `explanation` という名詞があります。名詞を説明する語が必要なので、形容詞が入ります。意味より先に品詞を見れば、かなり選択肢を消せます。


TOEIC Part 5 予想問題を解くときも、まずはこの「型」で進めるのが近道です。


品詞問題で点を取り切る


品詞問題はPart 5の定番です。単語の意味が分かっていても、形を間違えると失点します。


よく出る形を確認しておきましょう。


働き

よくある形

名詞

`-tion`, `-ment`, `-ness`

information, agreement

形容詞

`-ive`, `-al`, `-able`

effective, annual

副詞

`-ly`

carefully, recently

動詞

原形、過去形、過去分詞

produce, produced


予想問題 1から5


1. The marketing team reviewed the report ------- before sending it to the director.

(A) careful

(B) carefully

(C) carefulness

(D) care


2. All employees must submit their travel ------- by Friday afternoon.

(A) expense

(B) expensive

(C) expensively

(D) expend


3. The new software is ------- with most mobile devices.

(A) compatibility

(B) compatible

(C) compatibly

(D) compatibleness


4. Ms. Carter gave a ------- presentation on workplace safety.

(A) thorough

(B) thoroughly

(C) thoroughness

(D) through


5. The company has seen a steady ------- in online orders.

(A) grow

(B) growing

(C) growth

(D) grown


解答と解説


問題

答え

解説

1

B

`reviewed` を修飾する副詞が必要です。`carefully` が正解です。

2

A

`travel expense` で「出張費」です。名詞が入ります。

3

B

`is` の後に補語となる形容詞が必要です。

4

A

`presentation` を修飾する形容詞が入ります。

5

C

`a steady` の後なので名詞が必要です。`growth` が正解です。


品詞問題は、意味を考えすぎる前に文法上の役割を見ます。特に、空所の後ろに名詞があるときは形容詞、一般動詞の近くでは副詞を疑うと解きやすくなります。


横から見た英単語カードが数枚並び、品詞ごとに色分けされている。
品詞の形を見分けるだけで、選択肢は大きく減らせます。

動詞問題は主語と時制を先に見る


動詞問題では、次の3つを確認します。


  • 主語が単数か複数か

  • 文の時制が現在、過去、未来のどれか

  • 能動態か受動態か


TOEICでは、主語が長くなっている文がよく出ます。主語と動詞が離れていても、核になる名詞を見つけることが大切です。


予想問題 6から10


6. The list of available rooms ------- updated every morning.

(A) are

(B) is

(C) be

(D) have


7. The shipment ------- to the warehouse yesterday.

(A) delivers

(B) delivered

(C) was delivered

(D) delivering


8. If the client approves the design, production ------- next week.

(A) begins

(B) began

(C) beginning

(D) has begun


9. Each of the candidates ------- a copy of the schedule.

(A) receive

(B) receives

(C) receiving

(D) have received


10. The training session ------- by a senior technician last month.

(A) conducted

(B) was conducted

(C) conducts

(D) is conducting


解答と解説


問題

答え

解説

6

B

主語は `list` です。単数なので `is` です。

7

C

荷物は「配送される」側です。`yesterday` もあり、過去の受動態です。

8

A

条件節が現在形なので、主節は未来の予定を表す現在形も自然です。

9

B

`Each` は単数扱いです。`receives` が正解です。

10

B

研修は「実施される」側です。過去の受動態になります。


`of available rooms` や `of the candidates` の中に複数名詞があると、つい複数動詞を選びたくなります。けれど、動詞と一致するのは中心の主語です。前置詞句の中の名詞に引っ張られないようにしましょう。


前置詞と接続詞は後ろの形で判断する


Part 5では、前置詞と接続詞の使い分けもよく出ます。意味だけで選ぶと危険です。後ろに何が続くかを見ると判断しやすくなります。


基本は次の通りです。


種類

後ろに来るもの

前置詞

名詞、代名詞、動名詞

because of the delay

接続詞

主語と動詞を含む節

because the train was delayed


予想問題 11から15


11. ------- the bad weather, the outdoor event was postponed.

(A) Because

(B) Because of

(C) Although

(D) Even


12. The technician checked the machine ------- it was making an unusual noise.

(A) during

(B) because

(C) despite

(D) due to


13. Please contact the help desk ------- you have trouble logging in.

(A) if

(B) during

(C) despite

(D) regarding


14. The store will remain open ------- the renovation work.

(A) while

(B) during

(C) because

(D) although


15. ------- several complaints from customers, the product remains popular.

(A) Although

(B) Despite

(C) Since

(D) When


解答と解説


問題

答え

解説

11

B

後ろは名詞句 `the bad weather` です。前置詞句の `Because of` が正解です。

12

B

後ろに主語 `it` と動詞 `was making` があります。接続詞が必要です。

13

A

「もしログインに問題があれば」という条件です。

14

B

後ろが名詞句 `the renovation work` なので `during` が合います。

15

B

後ろは名詞句です。`Despite` が正解です。


`because` と `because of`、`although` と `despite` は特に頻出です。意味が似ていても、後ろの形が違います。ここを機械的に見られるようになると、正答率が安定します。


斜め上から見た小さな砂時計と英語の練習問題が置かれている。
Part 5では短時間で根拠を見つける練習が欠かせません。

関係詞と代名詞は先行詞を見つける


関係詞の問題では、空所の前にある名詞を見ます。その名詞が人なのか物なのか、また空所の後ろで何が欠けているのかを確認します。


代名詞の問題では、数と格を見ます。主語なら主格、目的語なら目的格、所有を表すなら所有格です。


予想問題 16から20


16. The employee ------- suggested the new filing system received an award.

(A) who

(B) which

(C) what

(D) whose


17. The printer ------- was installed yesterday is already in use.

(A) who

(B) which

(C) whom

(D) whose


18. Please return the completed form to ------- at the reception desk.

(A) I

(B) me

(C) my

(D) mine


19. The company updated ------- privacy policy last week.

(A) it

(B) its

(C) itself

(D) theirs


20. The applicants should bring identification with ------- to the interview.

(A) they

(B) them

(C) their

(D) themselves


解答と解説


問題

答え

解説

16

A

先行詞は `employee` です。人を表す主格の関係代名詞 `who` が入ります。

17

B

先行詞は `printer` です。物なので `which` が合います。

18

B

前置詞 `to` の後なので目的格 `me` です。

19

B

`privacy policy` を修飾する所有格が必要です。

20

B

前置詞 `with` の後なので目的格 `them` です。


関係詞では、`what` を安易に選ばないことが大切です。`what` は「もの、こと」を含む表現で、基本的に直前に先行詞を置きません。直前に `employee` や `printer` のような名詞があるなら、`who` や `which` を考えます。


語彙問題は文全体の流れで選ぶ


語彙問題は文法だけでは解けません。けれど、空所の近くにヒントがあります。


特に見るべき語は次の通りです。


  • 動詞と名詞の自然な組み合わせ

  • 形容詞と名詞の相性

  • 文末の日時や条件

  • `but`, `although`, `because` などの流れを変える語


予想問題 21から25


21. The hotel staff responded ------- to the guest’s request.

(A) promptly

(B) formerly

(C) rarely

(D) closely


22. The manager asked the team to ------- the deadline by two days.

(A) extend

(B) attend

(C) inspect

(D) replace


23. Customers can ------- a refund within 30 days of purchase.

(A) request

(B) suggest

(C) arrange

(D) mention


24. The seminar was canceled ------- low registration numbers.

(A) instead of

(B) due to

(C) close to

(D) next to


25. The instructions are simple, so new users can ------- the device within minutes.

(A) operate

(B) deliver

(C) reserve

(D) reduce


解答と解説


問題

答え

解説

21

A

依頼に「迅速に」対応するという自然な組み合わせです。

22

A

締め切りを延長するので `extend` が正解です。

23

A

払い戻しを「請求する」は `request a refund` です。

24

B

低い登録人数が理由なので `due to` が合います。

25

A

機器を操作するので `operate` が正解です。


語彙問題では、単語単体の意味だけでなく、よく一緒に使われる語の組み合わせを覚えると強くなります。`request a refund`、`extend a deadline`、`respond promptly` のように、かたまりで覚えましょう。


本番で使う時間配分の考え方


Part 5は、1問に長く時間を使うほど後半にしわ寄せが来ます。目安として、分かる問題はすぐに解き、迷う問題は印をつけて進むのが安全です。


おすすめの進め方は次の通りです。


  • 品詞問題は前後だけで素早く解く

  • 動詞問題は主語、時制、態を確認する

  • 前置詞と接続詞は後ろの形を見る

  • 語彙問題で迷ったら文の流れに戻る

  • 迷いすぎる問題は後で見直す


全問を完璧に理解してから進む必要はありません。Part 5で大切なのは、正解の根拠を短時間で見つけることです。


目線の高さで見た丸いキッチンタイマーと開いた英文法ノートが並んでいる。
時間を区切ると、判断の速さも文法力も鍛えられます。

復習で文法力を伸ばす方法


問題を解いた後は、正解数だけを見て終わらせないようにします。復習では、間違えた理由を3種類に分けると弱点が見えます。


間違いの種類

復習方法

品詞ミス

形容詞と副詞を間違えた

空所の前後を見直す

文法ミス

主語と動詞の一致を落とした

主語に下線を引く

語彙ミス

単語の組み合わせを知らなかった

フレーズで覚える


復習ノートを作るなら、長い解説を書く必要はありません。次のように短く残すだけで十分です。


  • `Each` は単数扱い

  • 前置詞の後は名詞か動名詞

  • `because` の後は主語と動詞

  • `despite` の後は名詞句

  • `extend a deadline` で覚える


1回で覚えようとせず、翌日、3日後、1週間後に同じ問題を解き直すと定着しやすくなります。Part 5は反復の効果が出やすい分野です。


仕上げ用ミニチェック


最後に、Part 5で迷ったときの確認リストをまとめます。


  • 空所にはどの品詞が必要か

  • 主語はどれか

  • 動詞は単数か複数か

  • 文は能動態か受動態か

  • 前置詞の後ろに節を置いていないか

  • 接続詞の後ろに主語と動詞があるか

  • 代名詞の格は合っているか

  • 単語の組み合わせは自然か


この順番で見れば、勘に頼る場面が少なくなります。Part 5は、長文読解のような読解量ではなく、短い英文の中から根拠を拾う力が問われます。


文法問題は地味に見えますが、得点を安定させる土台です。今日解いた25問をもう一度解き直し、間違えた問題だけを翌日も確認してください。正解の理由を一言で説明できるようになれば、本番でも迷いが減ります。


 
 
 

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